どんぐり自然学校
<どんぐり自然学校の教育理念>
子ども一人一人の姿を通して、その状態にふさわしい教育を行うことで、各人に最も大切な学びができます。
子どもは、その年齢にふさわしい体験の中で成長していきます。子どもはその年齢にふさわしい学びを必要とし、それを心から望んでいます。幼児期の成長・低学年の成長・高学年や中等部の成長などに必要な学びを軸に総合的な、人間としての教育の場を築き上げていきます。幼児期から中等部(高等部も今後検討)の一貫教育を実践します。根っこにある自分というものを育て、自分らしく育ち、やがては世界とのつながりを多面的にとらえることにより、自分と世界をつなげていける人として成長していくことを願っています。
シュタイナー教育の理念を学び、鹿児島の地にふさわしい、郷土を愛すとともに世界へと目を向けられる、そんな人間としての学びの場が、鹿児島どんぐり自然学校の理念です。
<どんぐり幼稚園>
自然・四季を大切にし、どんな子もそれぞれの個性を十分に発揮し、そして、互いの人格を尊重しあいながら育てていきたいと願っています。幼児期は、生活のリズムをつくる中で感覚器官を十分使うことが、意志を育てていくのに最も大切なものと考えています。目で見、耳で聴き、身体にふれるものはすべて吸収してしまう時期ですので、精神的にも物質的にもいかにして良いもの本物を吟味して与えるかということが幼児教育の大切な課題といえます。その子のリズムをつくる中で、たっぷりと自由な遊びに集中することによって、感覚器官が磨かれ、自主性や決まり、協調するこの大切さを学び吸収し、愛情と信頼に満ちた人間関係の中で子どもの生きる意志を育てていきたいと願っています。
<どんぐり自然学校(小学部・中学部)>
朝、子どもたちの一日は動物の世話からはじまります。ヤギにえさをやったり、犬の散歩をしたり、鶏にえさをやったり…。毎日動物の世話をしていると、小さな変化にも気づくようになります。そして、鶏でさえも子どもたちになついてきています。庭の掃除をしながら、季節の移り変わりにも気づいてきます。「緑のどんぐりが落ちているね」「ここに芽が出ているのは何の木かなあ?」などと、身の回りの自然に興味を持ち始めます。それから、朝の集いをします。みんなで輪になって歌を歌ったり、身体を動かしたりするなかで、自分を感じ、相手を感じながら授業へと進めていきます。
朝の授業で「木」の漢字の成り立ちをした日、外へ木を見に行った時にある子どもが木から落ちた“実”を発見します。そこから、算数の授業ではその実を使って数の計算、数の学びへと展開していきます。そして英語の時には、その実の英語の名前を知るのです。
こうして、子どもたちは喜びを持って学んでいます。
NPO法人どんぐり自然学校
鹿児島市吉野町9468番地
TEL・FAX:099-244-5759
(午前中は保育中につき電話に出られません。午後2:00以降ににおかけ下さい。)
メール:dongurinoie2525@yahoo.co.jp
ホームページ:http://greens.st.wakwak.ne.jp/905752/index.html

